マンゴーの基礎知識

チェリモヤ、マンゴスチン、マンゴーといえば世界三大美果と言われています。

その中でもマンゴーは、日本人にとっても馴染みのあるフルーツではないでしょうか。

マンゴーはウルシ科の果実で、日本で出回っているものは楕円形の外見、1個当たりおよそ300gから500gの大きさが特徴です。

皮も果肉も濃いオレンジ色で、甘い香りを想像する人が多いかと思いますが、世界では600種以上の品種が栽培されていて、グリーンや黄色の皮を持つ品種もあります。

熱帯地域で栽培されるトロピカルフルーツですが、強い甘みで日本でも人気があるフルーツです。

しかし、日本では1個4・5千円もするものが贈答用として販売されるなど、高級フルーツのイメージもあります。

見た目にこだわらなければ、形・大きさが不揃いな安いマンゴーも市場に出回っています。

日本でも九州の暖かい地方で栽培されており、近年のネット普及により、食べごろマンゴーが産地直送で簡単にお取り寄せができるようになっています。
マンゴーは熱帯地域原産のトロピカルフルーツですが、日本でもハウス栽培のノウハウが確立されて、美味しい国産マンゴーが気軽に手に入るようになりました。

国産マンゴーはビニールハウス栽培で、手間暇かけて栽培されます。

温度や湿度はもちろん、受粉を手伝ったり、日当たりを均一にしたり、傷が付かないようにカバーをしたりと手間をかけて、形も食感も最高の物ができあがります。

さらに国内だと完熟マンゴーの収穫が可能です。

果実は熟させて収穫するのと、青いうちに収穫して追熟させるのとでは、糖度が全く違ってきます。

輸送時間のことを考えると、海外産はどうしても完熟して収穫することは難しく、糖度は低くなります。

栽培に手間がかかっているので国産マンゴーは高価ですが、それでも一度完熟の果実を味わった人は高い国産マンゴーを選ぶようです。

野菜でもフルーツでも旬なものが一番美味しく頂けるので、海外の産地にいけばそこの旬のマンゴーを味わえます。
マンゴーはただ甘いだけではなく、栄養素もたっぷり含まれています。

中でもビタミンAは豊富で、果物の中ではトップクラスです。

ビタミンAが不足すると、視力低下や肌トラブルの原因にもなります。

その他にもベータカロテン、ビタミンB1、B6、C、カルシウム、カリウム、リン、葉酸などが含まれていて、抗酸化作用や免疫力アップにも繋がります。

果実が青いうちはビタミンCが豊富ですが、熟していくうちにベータカロテンの量が増えてきます。

また、マンゴーはトロピカルフルーツですので、酵素がたっぷり含まれています。

酵素が豊富に含まれているフルーツといえばパパイヤやパイナップルが有名です。

この酵素はたんぱく質を分解する働きを持っていて、ダイエットに良いとされているものの、舌にピリッと刺激を与えることもあります。

他には繊維質が含まれているので、便秘解消にも役立ちます。

とても栄養価が高いとはいえ糖分も高いので、食べ過ぎは禁物です。
マンゴーの原産地は熱帯地方、インドや東南アジアとされています。

インドではなんと4000年以上も前からマンゴーを栽培していたと言い伝えられています。

その後、ポルトガル人によってアフリカ、中南米など世界中に広まっていきました。

日本に伝わったのは明治時代に入ってからのことで、東南アジアから持ちこまれました。

その後マンゴーの栽培・研究を始めるのですが、栽培方法が確立されたのは1980年以降に入ってからです。

暖かい地域で育つ果物なので、日本では沖縄や奄美大島で栽培されるようになりました。

インドでは露地栽培が普通ですが、日本ではビニールハウスの中で手間暇かけて大事に育てます。

その為、国産マンゴーの方か高い値がつきます。

今では日本国内での栽培地も増え、海外からの流通も安定し、安価な海外品種も多く市場に出回るようになりました。

その普及により、生食はもちろん、マンゴープリン、ケーキ、ジュース、ジャムなど様々な加工品に姿を変えて、消費されています。