マンゴーの種類

・アップルマンゴー(アーウィン種)
日本で栽培される9割以上がこの品種です。

収穫時期は6月から8月下旬で、楕円形をしており、重さはおよそ300gから400gです。

皮の色は赤紫色から黄色がかっていて、実は黄色がかったオレンジ色をしています。

皮の色からリンゴを想像させ、「アップルマンゴー」という呼び名がつきました。

甘さだけではなくほんのり酸味もあり、果汁も非常にたっぷりです。

・キーツマンゴー
日本での栽培の歴史はアーウィン種より古い品種です。

大きな卵状をしており、その重さはなんと1個1kg以上するものもあります。

外見は緑色の皮をしていますが、十分に熟したキーツマンゴーを切ってみると、濃い鮮やかなオレンジ色をしています。

糖度もアップルマンゴーより高く、酸味はほとんどありません。

1本の木からたくさん収穫できない、追熟が難しいことからあまり数は多くありません。

収穫時期はアップルマンゴーよりやや遅く、8月から9月です。

グリーンの外見が特徴ですが、部分的に赤い色が現れることもあります。
・ペリカンマンゴー(カラバオ)
淡い黄色の皮とペリカンのくちばしのような形状が特徴です。

主にフィリピンで栽培されることから、フィリピンマンゴー、マニラスーパーとも呼ばれます。

味は酸味が特徴で、甘ったるいフルーツが苦手な人でも美味しく食べられます。

繊維質は少なめで、口当たりも非常に良いです。

1年を通して出荷されます。

・タイマンゴー(マハチャノ種、ナンドクマイ種など)
ペリカンマンゴーよりやや大きく、黄色くしずくのような形が特徴のマンゴーです。

酸味は弱く、繊維質も少ないので口当たりもまろやかです。

・ピーチマンゴー(ケンジントンプライド種)
黄色とピンクの皮の色が桃を想像させるので、その呼び名がつきました。

主にオーストラリアで栽培されるで、10月から1月ごろまで収穫されます。

オーストラリアといえば日本とは季節が反対になるため、寒い時期でも輸入物のピーチマンゴーを楽しむことができます。

輸入マンゴーとしては、数は少なめです。
宮崎マンゴーは、アーウィン種です。

今やマンゴーの産地として有名な宮崎県ですが、その歴史は浅く、1985年から始まりました。

沖縄から持ちこんだマンゴーがきっかけとなり、宮崎でも栽培の研究が始まりました。

マンゴーには炭疽病(たんそびょう)という黒い斑点が出る病気があり、栽培を始めたばかりはそれらの病害に悩まされてまったく売り物にはならなかったそうです。

何度も試行錯誤を繰り返すうちに栽培方法を確立していき、栽培する農家も増えました。

宮崎マンゴーといえば、完熟マンゴーが有名です。

その中でも最高級の「太陽のタマゴ」は、ブランド力も手伝って大人気です。

太陽のタマゴは、宮崎県産のマンゴーの中でも重さ350g以上、糖度15度以上の基準をクリアしたものだけに付けられるブランド名です。

果実は完熟すると、木から落ちてしまうため、果実に傷が入ってしまい売り物にはなりません。

しかし、ネットをかぶせることで、地面に落とすことなく完熟した実を収穫することができます。
沖縄では1984年から本格的にマンゴーの栽培を始めています。

台湾から伝わったという説もあります。

品種もアーウィン種(アップルマンゴー)だけではなく、少数ですがキーツマンゴー、センセーション、へーデンなどの品種も栽培されています。

その中で流通されているのは、アーウィンとキーツです。

沖縄は日本で最もマンゴーの栽培に適している気候のように思えますが、花が付く季節に雨が多いため、露地栽培ができませんでした。

それならビニールハウスで栽培すればいいのでは?と思いますが、元々マンゴーの木は10mから20mにもなるかなり大きな木なのです。

しかし、接ぎ木、誘引という技術をつかい150cmぐらいの高さにすることができ、ビニールハウス栽培が可能になりました。

また、木を低くすることで、収穫も楽になり、これによって沖縄にマンゴー栽培が一気に広まりました。

沖縄では農家が本格的にマンゴー栽培しているだけではなく、たまに民家の庭先にパパイヤの木と並んでマンゴーの木が立っていることもあります。
日本のマンゴー産地といえば、宮崎・沖縄とともに鹿児島県も有名です。

指宿市ではマンゴーを始めとするトロピカルフルーツ農園がたくさんあり、観光することもできます。

日本でのマンゴー栽培の起源は、実は鹿児島県にあります。

1970年ごろからマンゴー栽培の研究が始まり、ビニールハウス栽培を可能とさせました。

鹿児島のマンゴーはアーウィン種で、知名度アップを図り夏姫や太陽王などのブランドをつくりました。

しかし、宮崎の「太陽のたまご」、沖縄の「宮古島マンゴー」に比べ、知名度はまだまだです。

鹿児島県産のマンゴーも宮崎と同様に、完熟の果実を収穫するためネットで実を保護する方法が主流です。

栽培農家も多く、インターネットで産地お取り寄せをすることもできます。

豊かな太陽光をたっぷりと浴びた果実は良質なものが多いのですが、宮崎などに比べると知名度が劣るせいか、やや安価なイメージがあります。

美味しいマンゴーを安く購入したいなら、鹿児島産は狙い目かもしれませんね。
インドは、マンゴーの原産地で、4000年から6000年も前から栽培が始まっていたと記録が残っているのだそうです。

インドではなんと400種以上の品種があると言われていて、店先にも様々な種類のマンゴーが並びます。

品種によって収穫時期も異なるので、3月から8月ごろまでマンゴーを楽しむことができるのです。

日本で栽培されているマンゴーの木は、ビニールハウス内で栽培しやすいように1.5mから2mに改良されたものです。

しかし、元々のマンゴーの木は何と20m以上になることもあり、インドでは30m以上もある木に、マンゴーがなっていることもあります。

インドには日本ではお目にかかることのないハマームというマンゴーがあります。

1キロ当たり200ルピーぐらいで、日本円にすると300円もしないのでかなり安いですが、現地のエリート大卒サラリーマンの初任給が2万円ぐらいなので、結構購入なフルーツです。

庶民にはもっと価格の安いサフェダがお手軽で、6月ごろから食べごろを迎えます。
メキシコからもマンゴーを多く輸入しています。

メキシコでは日本輸出向けにマンゴーを徹底管理して栽培しており、非常に高品質です。

メキシコから輸入されるマンゴーは、主にヘイデン種、ケント種です。

アーウィン種と同じ様にリンゴのように赤くなるので、アップルマンゴーと呼ばれます。

その他にもトミーアトキンス種やキーツ種、アトルフォ種、マニリタ種などが栽培されています。

食べごろはヘイデン種が一番早くて3月下旬、続いてケント種は6月に入ったころに食べごろを迎えます。

ヘイデン種はやや小ぶりですが、ケント種は結構大きくなります。

もしアップルマンゴーで大きなものを見かけたというなら、ケント種かもしれませんね。

海外から輸入したマンゴーは安いイメージがありますが、タイやフィリピン産に比べてメキシコ産はやや高価です。

メキシコでもマンゴーは露地栽培をしており、10mぐらいの木に実がなります。

やはり輸送の時間の関係で落果するまで待たず、青いうちに収穫して日本に輸出します。
オーストラリアも、日本へマンゴーを輸出している国として知られています。

日本に輸入されているオーストラリアマンゴーの品種は、主にケンジントンプライド種とキーツ種、ケント種です。

ケンジントンプライド種は、桃のようにピンク色で丸っこいピーチマンゴーが有名です。

オーストラリア産のマンゴーの輸出が解禁されたのは1994年のケンジントンプライド種が初めてで、その後ケント種やキーツ種も許可がおりました。

日本へ輸入されるようになったのは1994年のことなので、それほど歴史はありません。

広大な土地で露地栽培されますが、木の高さは低く、2mぐらいに整えられています。

オーストラリアのマンゴー農園では、バックパッカー向けに季節労働者を募集します。

日本とは季節が反対になるため、10月から1月にかけて収穫時期を迎えます。

その収穫時期に合わせてワーキングホリデービザで入国し、オーストラリアマンゴーの収穫を経験するのもいいのではないでしょうか。
台湾へは羽田から飛行機に乗って、4時間ぐらいで到着します。

台湾もマンゴーの産地として有名で、日本へもたくさんの台湾マンゴーが輸入されています。

加工品のマンゴープリンも有名ですね。

台湾から輸入されるマンゴーの品種は、ケイト種(キーツ)、アーウィン種、ハーデン種です。

アップルマンゴーは愛文と呼ばれます。

台湾では、独自に品種改良された金煌(きんこう)マンゴーがあります。

とても甘くてとにかく大きい!パパイヤの実ぐらいに大きくなり、700gから800gぐらいの重さがあります。

食べごろは5月から8月ごろで、毎年コンテストも開かれるほど人気のある品種です。

また、土マンゴーといって台湾原産の野生に近いマンゴーもあります。

見た目は緑色をしてとても小さく、種も大きく繊維が多いです。 しかし、豊かな風味が特徴で通から人気があります。

加工するのもいいですが、実が小さいのでそのまま食べるのがお勧めです。

なかなかお目にかかる機会は少ないですが、見かけたらぜひ一度は食べてみたいものです。